思春期のニキビ


こんにちは。あっという間に3月に入ってしまいましたね。まだまだ肌寒い日が続きそうなので、体調に気を付けてお過ごしください。

 

今日は思春期のニキビのお話をしたいと思います。

当院にもニキビの患者さんが多くいらっしゃいますが、私が学生の頃はニキビで皮膚科に通うなんて考えもしなかったし、ニキビで病院に行くって事が浸透してなかったと思います。「ニキビは皮膚科で治そう」というCMを見た時は衝撃が走りました。

私は中学から20代後半までニキビで悩み続けましたが、中学・高校の時はクレアラシル洗顔し、寝る前にビフナイトを付けるのが定番でしたが、全くもって効きませんでした(泣)

 

☆ニキビは13歳頃からでき始め、高校生にかけて悪化のピークを迎えます。しかも10代のうちにニキビ痕(あと)ができることもしばしば。ニキビ痕ができると病院での治療でも治すことが難しくなります。できはじめが治療のチャンス。悪化のビークを迎える前に皮膚科を受診し、正しい治療を始め、少なくとも悪化しやすい思春期の間は治療を続けることが、ニキビ痕ができないための近道です。

 

☆原因なる食品、ニキビを予防できる食品について、科学的に証明されたものはありません。ただし、「食べるとニキビが悪化する」と感じる食品は減らしましょう。また、便秘があるとニキビが悪化することもあります。便秘予防に役立つ食物繊維を多く含む食材や、健康な皮膚に欠かせないビタミンがたっぷりの緑黄色野菜などは積極的にとるように心掛けましょう。

 

☆「夜更かしをしてニキビが悪化した」という経験をしたことがある人もいらっしゃると思います。睡眠不足によって、脳から分泌されるストレスホルモンが増加し、皮脂の分泌が促進されることで、結果的にニキビの悪化に繋がると考えられています。ニキビを悪化させないためには、十分に睡眠をとり、ストレスを溜めない工夫が必要です。

 

今、小五の息子がニキビで当院に通っています。かれこれ1年近くになります。小学生からニキビで悩むとは思いませんでしたが、背も高く、既に声変わりもしてしまい、成長が著しいからかもしれません。当院で診察してもらっていますが、処方されたお薬で効き目がないと先生が新しいお薬を勧めてくれます。(3カ月は同じお薬を使ってほしいそうです。)今は3つ目のお薬を使っていますが、ニキビの薬がこんなにあるとは驚きです。あの頃の私に教えてあげたいくらいです。NOVの化粧水も合わせて使っていますがさっぱりして使い心地良さそうです。 

冬休みにスキー合宿に行き、規則正しい生活を3日間過ごして帰ってきたら、綺麗な肌になって帰ってきたのですが、また元に戻ってしまいました。原因はやはり夜更かし、お菓子、ストレス?ですかね~。子供なりにいろいろあるのかな。と書きながら思いました。

 

 ニキビでお悩みの方、お気軽にご来院ください。

 

 

川口皮膚科クリニック スタッフ