水虫対策、しっかりと!

 

こんにちは。


今日は当院でもかかられている患者様の多い「水虫」についてのお話しです。

まず水虫とは・・・ 
白癬菌(はくせんきん)というカビによる感染症です。
水虫は梅雨の時期から増え始め、6月~8月のジメジメしてきた暑い時期に最も多くなります。           

 


また、感染しやすい場所というのもあります。
プール、銭湯などにある足ふきマットや共用 の履物から感染することも多いです。
こういった場所ではもう一度自分のタオルで足を拭いて清潔にしておくのが良いですね。


水虫と一言で言ってもタイプは様々なのです☝
●趾間(しかん)型
指の間、特に薬指と小指の間にできやすいです。また、乾燥型と湿潤型があり、痒みがない場合もあります。

●小水疱(しょうすいほう)型
足の裏や側面に小さな水膨れができたりします。乾燥すると皮がむけ、痒みがない場合もあります。

●角質増殖型
かかとを中心に足の裏の皮膚が厚くなります。ひび割れたり、白く粉をふいたようになったりもします。また、痒みがないことが多いです。

●爪水虫(爪白癬)
爪の中に白癬菌が入って、爪が白く濁ったり、厚くなったり、もろくポロポロとかけたりもします。見た目の悪さだけでなく、水虫を繰り返す原因にもなります。

治療は??
足の水虫は基本的には塗り薬の処方となりますが、症状によっては飲み薬をお出しすることもあります。
※爪水虫は爪の中まで薬の成分が浸透しにくいことから飲み薬が効果的です。

効果的な塗り方は?
まずは、医師の指示に従い〝根気よく!″塗り続けましょう。症状が治まっても白癬菌は生き続けていることがあります。治ったと思って自己判断で治療を止めると再発してくることがあるので、医師の指示通りしっかり続けてくださいね!
症状がないところにも菌が潜んでいることが多いので、足の指の間と裏全体に塗りましょう!入浴後に塗ると薬が浸透しやすく効果的ですよ。
 
でもやっぱり一番は水虫にならないための対策は何か?といことですよね。

 

水虫対策☟☟
●よく洗って清潔に!
石鹸を使って指の間を洗い、水分をしっかりふき取りよく乾燥させましょう。

●足を蒸らさない!
菌は高温多湿を好みます。靴や靴下は通気性の良いものをはきましょう。また同じ靴を履き続けるのもお勧めしません。定期的に靴も別のものを履きましょう。
因みに靴下は5本指ソックスがお勧めですよ。

●感染予防を!
家庭内では床などに菌が付着することがあるので、こまめに掃除しましょう。そしてスリッパや足ふきマットの共用は避けましょう。
          
公共の場面でも床や足ふきマットに接する機会があると思うので、使用したあとはもう一度自分のタオルで足を拭きましょう。

 



           
いかがでしたでしょうか。
自分の為だけでなく、まわりの人のためにも完全に治療することが何よりも大切です。

水虫は履物の共有やお風呂場のマットなどを経由してうつることが多いようです。しかし白癬菌が付着してもすぐに感染しないので、予防には清潔と乾燥をしっかりとして対策しましょう。
また、自己判断だけで治療をせず、気になる症状がありましたら医療機関を受診してくださいね。

 

川口皮膚科クリニック スタッフ