食いしばり予防

 

    

 こんにちは。7月に入り、暑くて寝苦しい日もありますね。少し前にいびきのブログを書きましたが、今日は食いしばりについて書きたいと思います。

睡眠時の歯ぎしりも食いしばりの一種です。

 

強い力で食いしばると、歯が欠けたり、ヒビが入ったりして、知覚過敏や歯周病、歯肉炎、虫歯のリスクが高まります。

 

食いしばりの最大の原因は『悪い姿勢』です。姿勢を良くするには「胸を張ればいい」と思いがちですが、頑張って胸を張ると腰が反り、首や腰に余計な力が入ってしまい、首凝りや腰痛の原因になります。良い姿勢の一番のポイントは力を抜いて立つことです。食いしばりのある人の多くは脱力が非常に苦手です。体の力を抜くため、肩に力を入れて上げ、一気に脱力する。これを数回繰り返すといいようです。椅子に座る時も足の親指を意識して、足裏全体で支えると自然と良い姿勢になります。

 

力が抜けている時、舌は自然と上顎にベタッと張り付くものです。姿勢が良くなると、舌が上がり、呼吸しやすくなります。姿勢が悪く、常に体に力が入っている人は、たとえマウスピースなどの治療をしても食いしばりを改善することは難しいそうです。良い姿勢を身に付けることが最優先なのです!!

 

予防する習慣としては

〇前歯を使って食べる。

 食事の時、無意識に片方の奥歯でだけでかみがちです。奥歯だけを使っていると、顎周辺に筋肉は緊張し、睡眠中の食いしばりにつながります。食べる時はまず前歯でかみ、食べ物を少しずつ後ろの歯に送りながらかむようにします。コツは一口分の量を少なめにすることです。

 

〇枕の高さを調整する。

 首と後頭部を枕全体でしっかり支え、天井に対して目線が直角になり、呼吸しやすく唾が飲み込みやすい高さになるまで、枕の下にバスタオル等を入れて調整します。三つ折りにしたり二つ折りにしたりして調整します。横向きの場合は鼻筋と床の面が平行になるように。

 

〇つま先立ちトレーニン

 つま先立ちで足指を刺激することで体のバランスが良くなり、正しい姿勢の保持は食いしばり予防につながります。朝晩15回ずつが理想です。

 ①両手は壁に軽く付け、息を吸いながらつま先立ち。

 ②3秒間キープし、息を吐きながらかかとを地面ぎりぎりまで下ろす。

 ③下ろしたかかとは地面に付けず、再びつま先立ち。それを繰り返します。

 

 食いしばりに悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。歯を大切に♡