9月に入り、近頃は暗くなってくるのが少し早くなってきたなと思う様になってきましたね☺
暑い・寒い事が嫌いな私は大好きな季節になってきました♪
そんな中、そろそろ目や鼻がムズムズする季節でもあるんですよね…💦
そう、ブタクサ…秋の花粉の季節です(´;ω;`)
春に多い花粉症ですが、秋にもあるんです!!
意外と知らない方もいらっしゃるみたいです。
9月~11月にかけて鼻水や鼻詰まり、妙に咳が出るといった方は秋の花粉症かもしれません(仲間✨)
スギ花粉を患っている方は秋の花粉症も発症しやすいといわれています。
☆秋の花粉症の種類
秋の花粉症の主な原因は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの草の花粉です。ブタクサとヨモギはキク科に、カナムグラはアサ科に分類される植物です。これらはごく普通の植物であり、住宅地やオフィス街にもよく見られます。草の花粉は、スギやヒノキなどの木の花粉と異なり、遠くまで飛ぶことはありません。その飛距離はせいぜい数メートルですが、身近な場所に存在するため、うっかり近づくと花粉を浴びてしまいます。
ブタクサは秋の花粉症の代表的な植物です。日本で最初に報告された花粉症は、1961年にスギではなくブタクサであったことから、花粉症の歴史があります。
ブタクサの花粉は主に午前中に飛散し、粒子が小さく身体の奥深くまで侵入します。気管支まで届き、喘息のような症状を引き起こすこともあるため、注意が必要です。
☆秋の花粉症の飛散時期は?
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉飛散期間は、8月から10月までです。ピークの飛散量は9月ですが、これらの花粉は東北や関東地方で多く見られます。特に関東地方では、ブタクサの花粉が長期間にわたって飛散し、12月頃まで見られることがあります。
☆秋はハウスダストも増える季節
家の中で症状が強くなる場合、花粉症だけでなくハウスダストの可能性も考えられます。ハウスダストには、室内のホコリやダニ(死骸も含む)、ペットの毛、人の髪の毛、フケ、カビなどが含まれます。
夏の暑い時期に繁殖するダニは、秋になると死滅しますが、その死骸は小さく非常に軽いので、人の動きや空気の流れによって舞い上がります。これがアレルギー症状の原因となります。
ダニアレルギーの場合、鼻炎症状だけでなく喘息に進展することもありますので、注意が必要です。花粉症対策が効果的でない場合や、外出していないにもかかわらず症状がある場合は、部屋の掃除を徹底的に行うなど、ハウスダスト対策をしましょう。
効果的な対策の例
これらの対策は春の花粉症と同様に有効です。
・マスクや花粉症用のメガネを着用する
・花粉がつきにくい素材の服を着用する
・帰宅時には玄関前で花粉を払う
・帰宅後には洗顔やうがいを行う
・定期的に掃除する
・空気清浄機を利用する
など
なお、症状が辛い場合は、内服薬や点眼薬、点鼻薬を使用して症状を緩和し、良質な睡眠を確保することも重要です。
折角涼しくなって過ごし易い季節になってきましたので、花粉症対策もしっかりして過ごしましょうね('◇')ゞ
川口皮膚科クリニック スタッフ