皆さま、ブログをご覧いただきありがとうございます!
5月に入り、過ごしやすい季節になってきましたね!山に、海にお出かけされる方も増えてきたのではないでしょうか?
しかし、お出かけされるときに気になるのが虫刺されですよね・・・。虫やクラゲに刺されると腫れたり、痒みが強かったり辛い思いをすると思います。そんなときに使用するお薬があるのですが、それが「ステロイド」なのです!
「ステロイド」ときいて皆さまはどんな印象を受けますか?
昔のTVや雑誌等でステロイドは怖いものっと思っている方も多いかもしれませんね・・・。確かに、間違った使い方をしてしまうと副作用として、以下のような症状が見られる可能性があります。
特にお顔は副作用が出やすい部位なので注意が必要です!
・薬を塗った部分に毛が生える/増える
・にきびやおできができやすくなる/悪くなる
・毛細血管が目立ってくる
・細菌・真菌・ウイルスによる感染症
・皮膚が薄くなる
・皮膚が赤くなる
・かぶれ
など
また、軟膏やクリームなどの塗り薬の使用による副作用のひとつに「かぶれ」がありますが、それは、薬効成分だけでなく、基剤として配合されている添加物が原因となっておきることもあります。ステロイドの塗り薬はかぶれの治療に使うお薬ですが、まれに「かぶれ」ることがあります。
ステロイドの塗り薬は「にきび」や「おでき」には使えません。使うと逆に悪化してしまいますので、この症状にはステロイド剤を使用してもいいのだろうか・・・と不安になりましたら、ぜひ受診をしてくださいね!
*ムーンフェイスやステロイド筋症・骨粗鬆症などの重篤な副作用は内服(飲み薬)によるものが主です。
また、ステロイドの塗り薬には、たくさんの種類がありますが、作用の強さによって以下の5段階に分類されます。
ステロイドの塗り薬が皮膚から吸収される割合は、体の部位により、大きな違いがあります。顔面など吸収されやすく、副作用が出やすい部分への使用、乳幼児や高齢者には、1ランク弱いステロイドを使っていくことが多いです。ご自身に合ったステロイドの強さがわからない場合は、是非とも受診して確認していただければと思います。
虫刺されはステロイドの塗り薬を使用し早く治して、お出かけをお楽しみください!
最後まで、ブログをご覧いただきありがとうございました!
川口皮膚科クリニックスタッフ一同